AIが身近な存在になっていくか
2023年4月21日
2023年2月、IT大手のマイクロソフトとグーグルがそれぞれ対話型検索AIをリリースすることが報じられています。
2017年に発表したグーグルのAI技術を基盤としたもののようです。
IT大手からは、文章生成AIや画像生成AI、そして動画の生成AIなどが開発されています。
AIの活用が今年2023年からはよりIT機器を通じてユーザーの身近なものに変わってきているようです。
マイクロソフトの対話型検索AI
マイクロソフトはオープンAIというAI開発企業に投資をしています。
そのオープンAIは「ChatGPT」(チャットGPT)という対話型AIを開発しています。
マイクロソフトはそのChatGPTの技術を活用した対話型検索AIを自社の検索エンジンBingに搭載すると発表しました。
グーグルの対話型検索AI「Bard」
グーグルも2023年中に言語生成AIのLaMDA(ラムダ)の技術を活用した対話型検索AI「Bard」を一般公開すると表明しています。
IT機器を駆使した検索がまた新しくなっていくことが考えられます。
人が評価してみて高度であると認められる文章や答えをAIが導き出していけるようになってきているとの評価もあるようです。
ただ、マイクロソフトの対話型検索AIは答えやその情報が未熟であることが現段階では見られることもあるようです。
マイクロソフトは、今後もユーザーからのフィードバックと運営側の改善で対話型検索AIの品質を上げていきたいとの考えのようです。
グーグルの対話型検索AIに関しては2023年2月12日執筆現在のところまだ一般公開されていないためわかりません。
IT機器の検索エンジンとしてはグーグルが9割を超えるシェアを誇っており、
グーグル製の対話型検索AIのBardには品質を期待することもできるのではないかと考えられます。
米IT大手は2023年は業績不振から雇用の削減を相当の規模で行っています。
インフレや原材料や燃料価格の高騰から、企業が節約志向でITに関わる経費も節約していることが影響していると考えられます。
新しい検索のかたちや機能の充実は新しい付加価値を生むと考えられます。
日本では国内の企業で米国をはじめとする海外ITテック企業のサービス利用が顕著であるといいます。
開発者から託されたAIを上手に活用していくことはこれからのビジネスに不可避であるとも考えられます。
ただ倫理面での人からの管理・検証がまだAI活用には欠かせないもののようです。