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次世代技術が日本国内でも配備できるか

ラピダス北海道で始動
国産の先端ロジック(演算)半導体の量産を目指して立ち上がったラピダスという企業。
2nmプロセスのチップの製造を目指すラピダスに注目が集まっています。
そんなラピダスが北海道千歳市で生産拠点を設けることが2023年3月報じられました。
豊富な水資源と広い土地、再生可能エネルギーの導入のしやすさ、飛行機などの交通アクセスの良さが決定の要因になったといいます。
先端半導体の生産は豊富な水資源と電力が必要となるため、北海道に地の利があると判断した模様です。

筆者としては、今後のトレンドとして、工場の脱炭素化・再生可能エネルギーの大幅な導入が考えられます。
米アップルなどはいち早く生産現場の電力を再生可能エネルギー由来にシフトしていっています。
日本企業にも環境対応の視点で電源の再生可能エネルギーの導入が一定以上求められてくるのではないかと考えられます。
先端半導体の生産技術・量産体制の構築は日本国内でも急務であると考えられますが、
その生産を支えるエネルギーの背景を押さえていくことも同時に重要となってくると考えます。

日本のアドバンテージとしてはカメラ・カメラ周辺の技術であり、それがより最重要であると考えます。
スマホで言えばアップルのiPhoneに搭載されているのはソニー製のカメラセンサーです。
また、ソニー・キャノン・パナソニック・富士フィルムなどスマホとは一線を画す、
デジタルミラーレス一眼カメラも日本のものづくりの強みを出すのに不可欠な存在であると考えられます。
日本の横浜でCP+というデジタル一眼カメラの展示会が2023年2月に開催されました。
カメラ好きのユーザーが数多く訪ねていたようです。
展示されている実機に触れ、会場のモデルなどを被写体として試し撮りもできたようでコロナ禍後の貴重なイベントであったようです。

昨今では日本周辺では地政学的なリスクが問題視されてきています。
筆者としては純粋なものづくり・ものづくり技術の進展を期待したいです。
そういう意味では日本が日本国内に重要なものづくり・テクノロジーを保有していくことは、
現在の想定以上に今後重要となっていく可能性がある、そんな気がしています。