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製造を巡るトレンドについて

エヌビディアのAI向け半導体が注目されています。
2023年9月上旬執筆現在、TSMCがエヌビディア向けのAI半導体の生産能力を拡大していく計画であることを発表しました。
しかし他方で半導体市況は厳しい状況が続いています。
サムスン電子などはスマホ不振が顕著であるといいます。
2024年春以降まで市況の回復は持ち越しそうであることなどが指摘されています。
ただ、生成AIなどサーバー搭載向けのAI半導体というビジネスの芽は来年以降にも着実に開いていくと予測されています。
ITテック大手はこの生成AIというビジネスチャンスを決して逃さないのではないかと考えます。

PCやスマホなどのデバイスの販売は低迷しているようです。
国際的な生成AIの適切な規制やルールが定められていくことが、
より生成AIを適切な活用に導いていくと考えられます。
成熟してきているように見えるPCやスマホも、
新たな生成AI利用など新しいアプリ・活用法が見出されていけば、その使用する範囲でのスペック(仕様)の進化も、
新しい基準や水準が見出され買い替え需要を新しく後押しする可能性もあると考えられます。

自動車の自動運転やEVの普及もものづくりでは大きな課題の1つです。
自動運転ではまだ普及にハードルがあるようです。
自動運転は、日本では比較的安全性により配慮された自動運転バスなど商用車での普及から始まっていく可能性があるようです。
EVの普及が始まろうとしているのが現在であると考えられます。
米国では充電規格がテスラ式に統一されようとしています。
日産に続き、ホンダも2025年からテスラ式の充電規格を採用することを表明しました。
2025年から2030年にかけては、自動車はEV化・電気自動車の量産が最も重要な変革になると考えられます。
電気自動車、バッテリーEV製造を巡っては様々な意見や見解が示されてきています。
日本のクルマメーカーも今後実際にどうしていくのか、注目されていると考えられます。