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ダイハツ・ルネサス・トヨタ、それぞれの新しい体制と取り組み

ダイハツ工業の新人事
ダイハツ工業の経営陣が2024年3月1日付で刷新されることが判明しています。
代表取締役社長にトヨタ自動車から井上雄宏氏が、
代表取締役副社長にトヨタ自動車から桑田正規氏が、
非常勤の取締役にトヨタ自動車カスタマーサービス推進本部から柳景子氏が新たに就任します。
新しい経営陣・役員人事については2024年2月13日にダイハツが自社ホームページで公表しています。

ルネサスエレクトロニクスが米ソフトウェア開発企業のアルティウムを買収することが報じられました。
米アルティウムは、半導体を搭載する際に使われる電子基板の設計ソフトウェアを手がける会社です。
高性能な半導体を製造し、売り切りで販売するスタイルだけではなく、
半導体を搭載するメーカー側にも自社製品で半導体の独自設計ができるスタイルを提供していくことが、
今後より必要となってくると判断し、ルネサスエレクトロニクスが今回電子基板のソフトウェア開発会社、米アルティウムを買収する判断に至ったといいます。
ルネサスエレクトロニクスの米アルティウム買収額はおよそ8800億円になると報じられています。

ルネサスエレクトロニクスは日本のクルマメーカー大手企業と車載向けSoC(システムオンチップ)半導体の開発で協業することも報じられています。
先端半導体が将来電気自動車の新製品に搭載されていくことを想定すると、
システムオンチップの共同開発や半導体搭載基板設計ソフトウェアの企業買収などルネサスエレクトロニクスは重要なステップを経ていると考えられます。

トヨタ自動車は自社工場内に水の電気分解で装置を設置してグリーン水素をつくり、
工場内でその水素を使って活用していく計画であるともいいます。
自動車としては、燃料電池仕様車も重要な技術であると考えられます。

島国である日本の脱炭素化に向けては、燃料と電気を賢く賄う必要があるであろうと考えられます。
再生可能エネルギーが、地域の大手電力会社の需給バランスをとるため、
出力制御で活用できない余剰電力が発生した地域もあるようです。
送配電網と電力を貯めておくことのできる蓄電池・蓄電システムの配備も必要となっているようです。