重要なEV、再生可能エネルギー、水素関連の開発
2024年5月17日
中国メーカーのEVが存在感増す
BYDなど中国のEV販売が存在感を増してきています。
BYDのEVの2023年の年間販売数は300万台を超えたといいます。
日本でもBYDのEVが発売されています。
日本、欧州、米国の自動車販売状況
2023年の、日本国内でのバッテリーEV電気自動車の保有率は2%弱といったところです。
今後の自動車製造事業はEVが主流化するとの話題が活発です。
ただ欧州や米国などではハイブリッド車が価格面・燃費等機能性面で見直されているといいます。
日本ではハイブリッド車は4割強、5割近く普及しています。
電気自動車の各国市場での普及は開発・製造、販売戦略に各自メーカーの工夫がより一段と必要となっていると考えられます。
今後中国でグリーン水素生産が本格化か
中国の内陸部には日照条件の良い広大な陸地があります。
その陸地で太陽光発電などの導入が本格化していくようです。
中国国内で得られる豊富な再生可能エネルギーをより生かした取り組みが加速しそうです。
日本国内でも話題となりましたが太陽光などで得られる電力が供給に至らず、生かすことができない事例がありました。
日本国内では供給網の不足や既存の電源との電力の需給調整のためにやむを得ず行われた事例であると考えられます。
中国の場合は一番大きな課題は電力を生む内陸部と多くの電力を消費する都市部との距離にあるといいます。
蓄電池などの設置をして電力を貯めたり・消費したりする工夫も重要であるとも考えられますが、
中国では、太陽光・風力などの再生可能エネルギーで水の電気分解によってグリーン水素を得る水素の量産化事業が今後本格化するといいいます。
グリーンな水素を量産しパイプラインで供給網をつくれば、再生可能エネルギーをより生かすことができると考えられます。
米国や日本などではAI・AI半導体製造関連の企業が牽引するかたちで株価が伸びています。
半導体製造装置や素材、化学で先端半導体の製造を支えているメーカーが日本に存在しており、
さらに先端半導体製造世界一のTSMCが熊本に製造拠点を設けて日本メーカーとの相乗効果も期待されており、投資が促されています。
ただ、長い目で見ると再生可能エネルギーの普及やバッテリーEVや燃料電池車などのクルマの製造・開発の状況もより重要性を増していくとも考えられます。