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トヨタの好業績、アップルのiPad Proの発表と今後

(イメージ画像、トヨタのクルマ)

トヨタの2023年度新車売上業績好調
2024年4月8日、トヨタ自動車は2024年3月期の連結決算を発表しました。
営業利益は5兆3529億円、売上高が45兆953億円、純利益は4兆9449億円となっています。
営業利益の増益は値上げによる効果が約1兆円、為替円安の影響が約6850億円のプラスに働いたといいます。
EVの世界販売は欧米で減速している状況であるといいます。
トヨタ自動車はEVの世界販売を2026年に150万台を目指すとしています。
トヨタ自動車の佐藤社長はこれにプラグインハイブリッド車PHVも数に含める方針であることを表明しました。

2024年5月7日、米Apple社のM4チップ搭載のiPad Proが発表されました。
M4チップは新型のiPad Pro向けにMac製品より先に優先されて搭載されることとなりました。
M4はM3チップを進化させた3nmプロセスの第2世代という位置づけになります。
2020年に米インテルのCore iシリーズを採用してきた流れを変更し、
アップル独自のApple siliconと呼ばれるM1チップが登場し、
以降M1、M2、M3、M4シリーズのチップ(SoC)がMacやiPad Pro・Air製品に採用されてきています。

IT関連では最近になって生成AIなどAI関連の技術開発が注目されています。
ChatGPTを生み出した米オープンAIやそれに出資し提携もしている米マイクロソフトが自社のBing ChatやCopilotなどのサービスにChatGPTの技術を活用しています。
IT機器製品、クラウドストレージのサービスに続いて、
生成AI向けのデータセンターやサーバーなどへの投資が東南アジアの国や日本などへも米GAFAMと呼ばれるIT大手が設備投資を判断している状況です。
中でもGPUを専門的に設計・開発してきた米エヌビディアは生成AI向けのCPU・GPU製品の製造・販売、
またそれらを扱うソフトウェアの開発および提供で世界でシェアを伸ばし先行しています。
一方でAppleは2024年になってから株価が振るわない状況が見られると指摘されています。
AI関連で人気を集め業績が伸びる流れは、IT機器製造分野でも今後より重要視されていくと考えられます。
米Appleも当然次のITの波となっているAI機能関連の開発強化は避けては通れないと考えられ、
2024年6月のAppleの開発者イベントのWWDCでの発表の内容が期待されます。
(2024年5月執筆時点)