人工知能AIの規制と活用
2024年9月6日
EUから始まるAIの規制
世界に先駆けて欧州でデジタル市場法というAIの厳しい規制が施行されています。
このEUのデジタル市場法は2022年11月1日に公布され2023年5月2日に施行された規則です。
これによって米Appleは2024年6月下旬に、
「Apple intelligence(アップル インテリジェンス)と呼ばれるAI機能の、
欧州での今年中のリリースを見送る予定となっていることを表明しています。
米メタ(旧フェイスブック)も年内の欧州でのAI機能のリリースを見送る方針とのことです。
AIの規制やその活用の規則は今後世界の他の地域や国々で定められていくと考えられます。
日本は2024年6月執筆現在のところ比較的AIに関する規制は緩いほうかと考えられます。
ただAIを活用した偽の動画や音声なども見られるようになってきており、
安全面での配慮や熟慮は今後さらに必要性は増していくであろうと考えられます。
AIの飛躍的な進化は今後さらに進む
「汎用人工知能とは英語でArtificial General Intelligence、略してAGIとも呼ばれます。
汎用人工知能とは人間が実現可能なあらゆる知的作業を理解・学習・実行することができる人工知能です。」
(「」、 汎用人工知能 Wikipediaより引用)
ソフトバンクグループの会長兼社長の孫正義氏は2024年6月21日の株主総会で、
「汎用人工知能は3~5年以内に来る。
それを超える人工知能Artificial Super Intelligence ASIは10年前後で来る」
と予測しています。
AI開発に欠かせないエヌビディア製のGPU、AI半導体の需要はものすごくあります。
エヌビディアの時価総額は500兆円を超え、半導体市場の内でも圧倒的なAI関連でのシェアを誇っています。
ChatGPTの進化と普及とともに汎用人工知能AGIの開発の時代が始まっているのではないかと感じます。
ITデバイスを通じた各種アプリケーションの機能にAI機能を駆使したものの浸透が始まってきていることを感じるからです。
ただそういった時代ではあるものの、人ができるより良い仕事も必要であると考えます。
人による倫理面や安全対策においてのAIへの対応は重要であるとも考えます。