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GX志向型住宅建設に補助

政府、新たに「GX志向型住宅」建設補助
日本政府は2024年11月末、2025年度から、ZEHを超える省エネを実現する住宅、
「GX志向型住宅」の補助を打ち出しました。
ZEHとは「Net Zero Energy House」の略で、
温室効果ガスの排出量と吸収量のトータルの排出量を正味ゼロにするという発想で名付けられたものです。
ZEHは従来の省エネ住宅として定義され補助が出ていました。
GX志向型住宅が提案された後でも、ZEHにも一部減額されるケースもありますが、引き続き補助が出るようです。
GX志向型住宅のGXとはGreen Transformationの略で、
GX志向型住宅とは、ZEHをさらに上回る省エネ性能を持つ住宅について新たに定義された住宅です。

GX志向型住宅の条件としては、断熱窓や断熱材、ヒートポンプの給湯器や太陽光パネルや蓄電池などを備え、
ZEHで定められていた従来の住宅よりエネルギー消費量を20%以上減らしている性能からさらに進化をさせて、
GX志向型住宅は従来の住宅より35%以上のエネルギー消費量を減らす性能を持つ住宅とする模様です。
政府は新たに指定したGX志向型の新築する住宅一軒あたり最大160万円の補助をする計画です。

グリーントランスフォーメーションGX
日本政府は2050年までに脱炭素社会の実現を目標に掲げています。
GXグリーントランスフォーメーションの取り組みの1つに脱炭素化が挙げられます。
GXとは化石燃料を使う従来の産業や社会の構造を、段階的に二酸化炭素など温室効果ガス排出量を削減していくため、
「クリーンなエネルギー」によってより賄い・代替していく改革の取り組みのことをいいます。
カーボンニュートラルは温室効果ガスの排出を実質全体としてゼロにしていくものです。
GX志向型住宅として求めている太陽光パネルや蓄電池の住宅への搭載など、
再生可能エネルギー(この場合太陽光発電の身近な活用を期待するもの)がGX、脱炭素化に欠かせないと見られています。
また「省エネ化」もGX志向型住宅においてさらに重要視されているのではないかと考えられます。