2024年12月、日本の製造業関連の近況
2025年3月21日
(画像、イメージ)
ホンダと日産、経営統合に向けた協議を開始
2024年12月中旬、ホンダと日産は12月23日から経営統合の協議を開始することが報じられました。
自動車は2024年12月執筆現在、EVの生産・販売で中国のBYDと米テスラが先行しています。
日産やホンダは中国市場での新車販売で苦戦している状況です。
EVやソフトウェア定義車(SDV)の製造・販売で中国の自動車メーカーも躍進してきています。
SDVとは英語の「Software Defined Vehicle」の略です。
日本語で直訳すると「ソフトウェア定義車両」となります。
SDVは、納車後もソフトウェアの更新を実施でき、運転機能なども進化させ続けていける仕様の自動車を指すものです。
中国や米国の一部地域などでは自動運転車の実用化も進んでいます。
日本の自動車メーカーも自動車の大転換期に生き残ることができるかが試されています。
キオクシア東証上場
2024年12月18日、日本の半導体メモリー製造大手キオクシア(旧東芝メモリ)が東証プライム市場に上場しました。
キオクシアはこれ以前にも東証上場を目指していましたがしばらく延期をしていました。
キオクシアに出資してくれたベインキャピタルの承認も必要となっていたためです。
2024年12月18日終値時点でのキオクシアの時価総額は8630億円となっています。
東芝から独立した時点での時価総額はおよそ2兆円でした。
東証再上場までの期間で時価総額を大きく減らした格好となっています。
ですがAIサーバー、データセンターの設備投資需要が活発なうちに、
東証への上場を果たして投資を集めながら、
先端半導体の需要に対応したNAND型フラッシュメモリーの先端品の開発・製造を目指す方針のようです。
キオクシアも再上場までの間に、独自のNAND型フラッシュメモリーの製造技術を磨いていたといいます。
AI普及期にデータの長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーの独自の開発・生産を先行させていきたいという意向のようです。