防水と撥水のちょっとした違い
2014年3月11日
関東地方でも積雪が相次ぎ、山梨県などでは孤立してしまう地域も出るほどでした。
そこまで積雪は無い地域でも、寒さはどこも厳しくつらいですね。
降雪時に屋外で作業していても平気に思いがちですが、身体が濡れることで体温を奪われないようにしたいですね。
ジャンパーやコート、ブルゾンなどいろいろありますが、現場で使える防水・撥水機能バッチリのものが一番ですね。
まずそれぞれの特長を見てみましょう。
防水・・・コロコロと水をはじくような感じではないのですが、中まで浸透する事はまずありません。
撥水・・・水圧が大きくなく、撥水効果が無くならない限り、中までは浸透せず水をはじきます。
撥水加工の物はほとんどが外部の水分を弾き、内部の蒸気などは外へ逃がしてくれます。
防水加工では外部の水分も入ってきませんが、内部の蒸気なども外へは出されません。
つまり防水加工の服装をして作業などをしていると蒸れてしまう事があります。
(ゴアテックスという生地を使用している物なら通気も良いらしいです。)
撥水加工のものでは表面に熱いお湯などがかかったりすると、一気に撥水の効果が失われる事もあります。
日常使用している程度の摩擦でも効果が薄れていくそうですよ。
撥水効果の低下時にはしっかりと水洗いしてから、脱水機能を使用しないで軽く絞ってください。
そして中温の乾燥機にかけると機能が回復するという事です。
ウチは乾燥機が無いから、低温設定のアイロンで当て布をしてやってみた事があります。
元通りとはいきませんが、そこそこ期待できるやり方ですよ。
(100%元通りとはいきませんが、70~80%くらいにはなるでしょう。)
でも温度のチェックは忘れずに、最悪溶けちゃいますからね…