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メッキはナゼするのでしょうか

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メッキというとキラキラとした光沢が印象的です。
われわれの手にするものにもメッキ加工されたものが多くありますね。
メッキとついてよくは知らない人はメッキをする意味から知りましょう。

メッキをするということは…
錆びやすい地金に、錆びにくい他の金属をコーティングして被膜をつくる(腐食防止)。
メッキの光沢による表面の装飾効果と、地金より強い金属でコーティングをする事で摩耗を防ぎます。

現在は電気メッキが主流で、メッキ液内の金属イオンをメッキさせたい地金へと移動し結合させる方式です。
脱脂させた金属などをメッキ液に浸けて行います。

この方式では…
・どんな素材でもメッキを施す事ができる
・高温での作業ではないので素材の熱による変形も少ない
・メッキ処理に使用する電流や時間での加減で、均一な表面の厚みや仕上がりの調整ができる
・大量にサイズを選ばず処理ができる
・パイプ状のものや箱型等でも内部にまでしっかりと処理加工ができる
・電気メッキ処理加工の機器類は比較的低コストで稼働できる
・地金よりも伝導率の高い金属でメッキすることで、半導体などの電子部品のパターンや接点にも広く使用できる
というメリットもあります。

例えばスナック菓子などの袋にアルミ加工されている物は樹脂の表面にアルミを蒸着させたものでメッキの一種です。
大仏の金箔処理でも使用された方法で、水銀に金を溶かしてこれを全体に塗布して、炭火の熱により蒸発させて金のみを表面に残すやり方で「蒸着」という方式の金メッキなのです。

現在のメッキ加工の技術はハードディスクやCD・DVDディスクの表面にも活かされていて、ナノメートル単位での精度が発揮されています。
大容量のデータをしっかりと記録する媒体にはしっかりとした精度の技術が発揮されているんですね。