回転寿司の技術
2014年5月23日
今や回転寿司は全国、いや世界中でも認められる日本の食文化として定着してきました。
回転寿司はただエンターテイメント性だけでもなく、省力化だけでもない素晴らしい発想・着眼だと思いませんか?
回転寿司の歴史は1960年代にはもうその原型となるものは考案されていました。
特に北陸地方では回転寿司の競争は激しく、多くの店舗がしのぎを削っています。
北陸地方は寿司にはうるさいこだわりのある方々が多いようです。
海産物の宝庫でもあるのはみなさんご存知でしょうから納得ですよね。
そのためか、回転寿司の設備などの製造をしているメーカーも多く、石川県の「株式会社 石野製作所」は国内シェア60%を誇り、1974年にはお馴染みの「自動給茶式」のものまで開発されています。
またコンベアのみでは石川県で100%を製造していて、金沢市や白山市でその全てを製造しているそうです。
会計時にはわざわざ店員が皿の数を数えるというのはもう過去の話で、今ではセンサーで「ピッ!」だとか、各テーブルでお客さんが楽しみながら清算できるシステムも稼働しています。
流れてくるネタを取って食べるのも良いですが、タッチパネルで欲しいネタを注文できるのがうれしいですよね。
またこの注文したネタが別のレーンを特急便でやってくるのが子供たちに大人気ですね
センサーを皿に取り付けてあるのがほとんどですが、このセンサーのおかげで商品の鮮度も管理できるので管理がしやすくなりました。
このシステムは製造業の商品や工程の管理のトレーサビリティシステムに活かせますね。
トレーサビリティの導入は食品業界の安全確認だけではなく、製造者側の徹底した商品管理の表れでもあります。
こういった管理は顧客側には安心感を持っていただけます、また製造者側の品質やコストの管理やスケジュールの管理にも活かす事ができるのでトータルでのメリットはかなり大きなものとなってかえってきます。
カルチャーとしてアメリカ・フランス・イギリス・台湾・香港など世界でも回転寿司は楽しめるようになっています。
「made in japan」は高品質だという認識は海外の方は既にお持ちですので、これからは徹底した商品管理も「ウリ」になっていくのではないでしょうか。
株式会社 石野製作所様HP(http://www.isn-net.com)