クルマの安全と快適のための技術
2014年7月1日
近年のクルマには「安全性能」とういう価値が大きなウェイトを占めています。
以前でいうドライバーの運転中の負担軽減を目的とした「オートクルーズ機能」がこういった機能のさきがけとなっているのではないでしょうか。
今は先行車との車間距離を維持する機能、車線のはみ出しなどの監視をするレーンキープアシストなどの充実機能が搭載されています。
「ミリ波レーダー」「レーザー」「画像センサー」などを使用して車間距離の維持・停止車両との衝突回避サポート、ブレーキの制御等をしているものがあります。
写真:画像センサー
前方との距離に応じて、警告~自動制御(アシスト)へと対応してくれます。
異常な接近ともなればシートベルトを自動で締め付けてくれて身体をホールドしてくれたり、ヘッドレストが動き頭部・頸部へのダメージを軽減してくれます。
走行中の車両の挙動にもセンサーが働き、全ての車輪に独立したブレーキコントロールを行い安定性を確保してくれます。
また先行車や対向車に対して自車のヘッドライトが眩しすぎないように光源をずらしたりする制御方法もあります。
これら一連のシステムは「ミリ波レーダー」「レーザー」「画像センサー」などの認識の精度が格段に向上している成果でしょうか。
またこれらを組み合わせることで信頼できる検知・判断ができるのでしょう。
以前のような車内の人員のみを守るシステムに加え、歩行者や対向車・後続車の動向を検知して最適なコントロールをするという周囲とのやり取りも可能になっています。
全方位カメラやセンサーなどのおかげで車庫入れ・駐車のアシストもあるのは女性やご年配のドライバーさんにも重宝していただけるのではないでしょうか。
クルマが簡単な操作で使えるようになった事は便利ではあります、しかしラクになった分人間の誤操作による「ちょいミス」事故も多くなっています。
センサー技術やそれに連動して動く駆動系・操舵系などの性能向上はクルマの価値をはるかに高めたというべきでしょう。