筆ペンと天然毛筆との違いとは
2014年7月18日
普段スマホやPCに馴れ親しんでいるとペンを手にする場面ではなかなかうまく書けませんよね。
特に記帳などは係の方が見ている前ですと余計に緊張して震えてしまいます。
慶事・弔事問わず必携になるのが「筆ペン」ではないでしょうか。
でもその筆ペンもペン先が硬かったり、柔らかすぎたりと書いてみなければ分かりませんし、ご自分のクセに合わせたチョイスも必要になります。
筆ペンのペン先は「天然の毛」ではなく多くはポリエステル製の人工毛が多く出回っています。
本格的な天然毛については「イタチ」の毛が使われています。
・イタチの毛について
イタチ毛は弾力があり、細い毛質のため程良く柔らかいので、「細筆」向きともいわれます。
少しクセ(天然毛独特の)があるので扱いにも慣れた方向きでしょうか、ロシア産のものが特に高級品です。
他にも、ひつじ・馬・タヌキ・ウサギ・鹿などの毛も用途に合わせて使われるそうです。
※馬やタヌキは硬い毛が特徴で主に太筆に、特に鹿の毛は墨の含み具合が良いので珍重されています。
・ポリエステル製について
天然毛に比べ耐久性があり、ちょっと硬めですが復元力と弾力性が高いので、普段使い慣れていない方でも扱いやすい。
筆ペンのインクは、水性染料ですので耐水性が弱いトコロがありますが、色や風合いが墨と同じような感じですので見た目には優れているそうです。
挨拶状や年賀状・招待された会場での記帳など、毛筆でサラッと書けたら「ムムッ!! デキル!!」と思われますよね。(?)
トメ・跳ね・払いは筆字での独特な味わいです、ボールペンでチョチョイではなくしっかりと書きあげてみたいものですね。