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薬ってどのように作られているのでしょう

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あまりお世話になってばかりもいられませんが「薬」というものは必要な時に必要な効果を発揮してもらわなければいけません。

内服薬では、カプセル・粉薬・錠剤・液剤(シロップなど)などいろいろあります。
ではこういった薬はどうやって作っていのでしょうか、ただ固めれば良いってモンじゃないですよね?

薬は成分を調整したら混合され、しっかりと撹拌され機械で決められた大きさに粉砕(粉末状)されます。
(顆粒)は粉末状になったくすりに砂糖水・精製水を噴霧して細かい粒状にします。

(錠剤)は粉末状・顆粒状のものを金型で押して作ります。(打錠)
※ 打錠過程では「増粘剤」「結合剤」「崩壊剤」を使用して製造します。
 これらは粉末状の薬剤を固めやすく、また口中や体内では溶けやすくする工夫がされています。
 錠剤の断面を見ると、薬剤が全て混ざったもの、それぞれの薬剤が入り混じったもの、段階的に効果が表れるように層になっているもの といろいろありますよ。
粉末状のものを固めるのですから、周りに余分な粉が付きやすいので空気圧で巻き上げるようにしながら後工程へと送られます。

異物などの検査をして「胃」で溶けるように、または「腸」で溶けるようにというようにコーティングをします。
この工程では甘味や色を付けたりして、表面に製造番号や薬品名を印刷して出来上がりです。
※ 胃液と同じ成分で、37℃の液中での溶けだす時間や成分に問題が無いかをチェックする。
 甘味のついたコーティングは「糖衣錠」といわれ服用しやすいようになっています。

最近よく見かける「チュアブル錠」ですが、水なしで服用できるのは “緊急時” には大変助かります。
一般の「錠剤」よりもサイズが大きいのが特徴です。
そのままでは溶けにくく飲み込みづらいのですが、噛んでから口中で溶かせば良いそうです。
高齢者で「粉薬」や「嚥下障害」で薬の飲みづらい方には有効だという事です。

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余談ですが、薬には「アンプル」というのもありますよね。
手を切らないようにカバーのようなものをはめて「ポキッ」と折ってストローで飲むタイプのものです。

アンプルは、もともとは口が開いた状態でセットされ精製された水で洗浄されます。
約300度の熱で滅菌されたあと冷やされ、薬剤を定量注入します。
その後、ガスで余分な口部分のガラスを熱して切り取り、冷ませばフタにもなります。
本体に薬品名・製造番号などの印刷されたシールを張り付ければできあがり。