蛍光灯の見かた、見えかた。
2014年11月21日
蛍光灯には「昼光色」「昼白色」「電球色」とありますが使いどころによっては暗く感じたりします。
一般家庭用と事務所など業務用との使用する場面での使い分けも肝心ですね。
蛍光灯の色目の種類には以下のものが主にあります。(白色や温白色と区別されるものもあります)
「昼光色」6500k(青みがかった白)
「昼白色」5000k(白い)
「電球色」2800k(赤みがかった色=オレンジ?)
(k=ケルビン(色温度)数値が高いほど青くなる)
※ 余談ですが、クルマのハロゲンヘッドライトは約3000kです、これくらいが全天候に対して見やすいそうです。
若い方はHIDバルブで白色・青色とカスタマイズされていますが、12000kを越えて青すぎるとかえって雨の日に困ります。
蛍光灯の構造ですが、蛍光物質の塗られた管と両側の端子から構成されています。
マイナス極から大量の熱電子がプラス極へと放電されます、この際管内に封入されたアルゴンガスと気化した水銀により放電されやすい状態になっています。
こうして放電された電子は水銀とぶつかって紫外線を発生します、この紫外線が管内部の蛍光塗料と反応をして光ります。
一般家庭で良く使用されているグロースターター方式:点灯管により点灯する方式、点灯までには時間がかかります。
オフィスや店舗などで使用されているインバーター式:高周波を使用した回路により点灯する方式、すぐ点灯する。
※ ラピッドスタート式といい素早く点灯するものもあるのですが、管も機器類もこれまでのものとは違うものとなります。
型番の最初に「FLR」という表記のある管をラピッドスタート式では使用しますので他と区別が必要です。(皆さんの事務所の蛍光灯もきっとこの型ですよ)
形状もストレート型、円型、電球型など、ワット数もいろいろですがここでちょっとギモンが…。
年末などになると「20型の蛍光灯買ってきて!」とか言われますが20型って20Wのものなのでしょうか?
調べてみると省電力化により消費電力は18ワットでも20ワットの出力ができるタイプを18W20型などと書いてあるのだそうです。
昔の白熱電球のワット数と同じように捉えてもかまわないようです。
時代はLEDへと移っていくのでしょうが「電灯」から「電球」「蛍光灯」「LED」と、なんだかノスタルジックな思いも出てくるような気がします。