「これぞ “白”」修正液の成分は何?
2015年5月26日
修正液が使用できない書面もありますよね、とにかく間違えないこと…(これがプレッシャーになるのですが)
キレイにノートをとっておきたい場合には破り捨てる訳にはいきません、でもちょっと修正したいコトもありますよね。
日ごろ手書きで文書を作成していないと”修正液”のお世話になってしまいますよね…
*** 修正液の正体は何でしょうか…
修正液は「酸化チタン(白い液)」・「メチルシクロヘキサン(溶剤)」・「アクリル樹脂(プラスチック類)」でできています。
・白色顔料として幅広く活用されている酸化チタンを溶剤(メチルシクロヘキサン)を介してアクリル樹脂と混ぜて「白い皮膜を形成」カバーしているのです。
・メチルシクロヘキサンは光化学反応が低く、トルエンなどの溶剤に比べて有害性は低いもので、医薬品や農薬などの製造・反応溶媒としても使用されています。
*** 乾くまでの時間…
かなり以前には刷毛で塗るタイプのものがあり、塗ったらすぐに乾いてしまうのでムラになったりガサガサになったりしました。
ペン型になってかなり便利(手軽)に使用できるようになりましたが、薄く塗ったつもりでも意外と目立ってしまうこともあります。
今では「テープ」タイプのものがあるので従来製品のものに比べて、乾燥までの時間も気にならなくて済みます。
※ テープタイプとはいっても「皮膜を転写する」ものなので、使用状態により “剥がれる” という事態も起きます。
*** 酸化チタンの性能…
酸化チタンは白色の顔料としての性能が良いためさまざまな分野で活用されています。
化粧品・セラミクス・紙・合成塗料・印刷・樹脂製品などにも活用されています。
*化粧品…日焼け防止剤に使用されています。(紫外線側の光線の吸収率が良いうえにその他の可視光線への影響が無い)
*印刷…オフセット印刷(転写式)の際の感光体にも使用されています。(オフセット印刷は仕上がりのキレイさが特長です)
高い光の屈折率が特徴で塗料・顔料として活躍していますが、環境ホルモンの除去にも使用できることから「水質汚染対策」にも使用されています。
色素の吸着による「太陽光発電への活用」では、可視光での発電効果増大が期待できます。
修正液といえば「うまく塗れなくてデコボコになる」「訂正箇所に強く書いてしまって台無しにする」といった記憶しか無いのですが…
ただ使い方がヘタクソだったんでしょうかねぇ。