制御盤の操作デバイス
2024年10月17日
制御盤の操作デバイスとは、機械や設備の動作を制御・監視するための装置やインターフェースのことを指します。これらのデバイスを通じて、オペレーターが機械や設備の操作を行い、またその状態を確認することができます。主な操作デバイスの種類は以下の通りです。
1.スイッチ
●押しボタンスイッチ: 押すことでオン・オフの切り替えを行うシンプルなデバイスです。
●トグルスイッチ: レバーを上下または左右に動かすことでオン・オフを切り替えます。
●ロータリースイッチ: 回転させて複数の接点を切り替えることができます。
2. インジケータ(表示灯)
●状態表示用のデバイスで、機械の運転状態、エラー、電源のオン/オフを光で示します。赤、緑、黄色などの色で異なる意味を表すことが一般的です。
3. メータ・ディスプレイ
●アナログメータ: 電流や電圧、圧力などを針で表示する従来型の表示装置。
●デジタルディスプレイ: 数値やテキストで状態を表示するディスプレイで、通常はLCDやLEDが使われます。
4. HMI(ヒューマンマシンインターフェース)
●操作デバイスの中でも高度な装置で、タッチパネルを使用して機械の動作を視覚的に操作・監視します。プログラム可能なインターフェースで、複雑な操作や複数のシステムを一括管理できます。
5. 回転数制御ダイヤル(ポテンショメータ)
●機械の動作速度や出力を調整するためのダイヤルです。電流や電圧を連続的に調整することができるため、精密な制御に使用されます。
6. 非常停止スイッチ
●緊急時に機械を即座に停止させるためのスイッチです。通常、赤いボタンで目立つ位置に設置されています。
これらの操作デバイスは、制御盤の機能を支える重要な要素であり、システムの効率的で安全な運用に欠かせません。
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