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トップコート

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印刷面の耐久性を高めるためのトップコートは、印刷物の表面に施される透明な保護層です。このコートを施すことで、印刷面が摩耗や汚れ、水分などから守られ、見た目の美しさも長持ちします。トップコートの種類や目的により、光沢感を増すもの、マットな質感に仕上げるものなどがあります。

トップコートの種類と特性

1.UVコート
紫外線(UV)を用いて瞬時に硬化させるコーティング方法で、速乾性があり、光沢感と耐久性が高いのが特徴です。主にカタログやポスター、パンフレットなどの表紙に使われ、スクラッチや摩耗に強いです。

2.ラミネート(フィルム)コート
プラスチックフィルムを印刷面に貼り付けるコーティング方法です。光沢フィルムやマットフィルムがあり、耐水性や耐久性が特に優れています。パッケージや長期間使用する資料に適しています。

3.水性コート
水ベースのコーティング剤を使用し、環境に優しいトップコートのひとつです。光沢を抑えた自然な仕上がりで、リサイクルにも適していますが、UVコートやラミネートコートに比べると耐久性はやや劣ることがあります。

トップコートを施すメリット

・耐久性の向上:摩擦や汚れに対する耐性が上がるため、長期にわたって美しい状態を保てます。

・防水・防汚効果:特にUVコートやラミネートコートは水分や油分にも強く、保護効果が高いです。

・視覚的効果:光沢感を出すことで高級感が増し、製品や印刷物の価値を高めることができます。

印刷面の使用環境や求める仕上がりによって、適切なトップコートの選択が大切です。

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