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制御盤

制御盤は、機械や設備の動作を監視・制御するための装置やシステムを収納した箱やパネルのことを言います。制御盤には、スイッチ、ボタン、計器、リレー、ブレーカー、センサー、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)など、機器やシステムを制御する監視のために必要な電気機器が決まっています。

制御盤は、工場の生産設備、ビルの空調システム、エレベーター、水処理施設、発電所など、さまざまな産業やインフラにおいて使われています。主な機能は以下の通りです。

1.電力と保護:機器に適切な電力を供給し、過負荷や短絡から保護する。

2.運転の制御:機械や装置のスタート・ストップ、速度調整、温度管理などの操作を行います。

3.監視とフィードバック:センサーや計器からのデータを元に、異常がないか確認し、必要に応じて警報を発します。

制御盤は、電気系統の安全性や効率を確保するために非常に重要な役割を果たしており、オペレーターが現場で操作を行うための中心的な装置です。


 

【配電盤】

配電盤(はいでんばん)は、電力を効率的かつ安全に配電するための装置です。主に建物や工場などの施設内で、電力を配線に割り当て、各設備に供給する役割を担っています。また、安全に電力を管理するための保護機能や制御機能も備えています。

主な構成要素

  1. ブレーカー(遮断器)
    電流の過剰な流れ(過電流)や短絡(ショート)を警戒して、自動的に電流を遮断します。これは設備や配線を保護する重要な役割を果たします。
  2. 端子台
    電線を接続するための部分です。配線作業をわかりやすく、接続部分をしっかり管理します。
  3. 計器類の
    電圧計や電流計などの計器を備えており、電力の状態を監視します。
  4. 制御装置
    配電盤によって制御される装置や機器(モーター、ポンプなど)を操作するための装置です。
  5. 外装(筐体)
    配電盤の内部を保護する箱状態の構造です。外部の衝撃やホコリ、湿気から内部機器を守ります。

配電盤の種類

  1. 高圧配電盤
    工場や大規模施設で使用され、高電圧(通常6,600V以上)を扱います。
  2. 低圧配電盤
    商業施設や一般家庭で使用され、低電圧(100V~600V程度)を扱います。
  3. 分電盤
    配電盤のシックで、特定のエリアや設備ごとに電力を割り当てられます。

メンテナンスの重要性

配電盤は定期的な点検とメンテナンスが重要です。 特に以下の点に注意が必要です:

  • 接続部分の緩みや通話の確認
  • 挫折や異常音のチェック
  • ホコリや異物の除去

安全に関するポイント

配電盤の操作や点検を行う際には、感電や火災などのリスクを回避するために、以下のような安全対策が必要です:

  • 絶縁手袋や専用工具の使い方
  • 必要に応じて電源を遮断する
  • 作業者の資格(電気工事士など)の確認

配電盤は、施設の電力供給を管理する中核的な存在です。設置時や時々メンテナンス専門家の知識が必要となるため、資格を持つ電気技術者に依頼するのが一般的です。

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