オンデマンド印刷
2017年4月27日
必要とする部数の印刷物を要求に応じてレーザー印刷機により迅速に印刷する方法。
◆オンデマンド印刷は、刷版を作製しない無版印刷でコンピュータ上の製版データをプリンターで印刷。
◆印刷工程において必要な版下作成から製版までの工程をデジタル化しパソコンに取り入れられる。
◆家庭でのオンデマンド印刷と違い、企業で扱われている手法は大型のカラーレーザープリンタ等を使用。
◆オンデマンド印刷ならばインク代も然程かからず、安価で印刷可能。
◆印刷速度は機械によりますが、オフセット印刷には敵いません。
◆オフセット印刷より色の出し方等も比較的簡単であると言えます。
◆印刷したい数量や大きさ、色合い、コスト等によってどちらかを選択するのが現状。
<用語>
無版印刷・・・版下、製版フィルム等を作成することなく、パソコンから直接印刷する。
デジタル化・・・文書、図面、写真などのアナログデータをデジタル信号に変換して記録する。
レーザー印刷機は、レーザービームを使用して静電気を活用し、トナーを紙に転写して印刷する装置です。非常に高品質な印刷が可能で、特にテキストや細かい線が求められる場面で優れています。以下はレーザー印刷機についての基本情報です:
特徴
1.高解像度
・文字や図形の印刷に優れ、鮮明な仕上がりが得られる。解像度は600~1200dpi(dots per inch)以上が一般的。
2.高速印刷
・一度の操作でページ全体を処理するため、大量の印刷作業に適している。
3.ランニングコストが低い
・初期コストはインクジェットより高めですが、トナーは長持ちするため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い。
4.耐久性
・商業用途でも使用されることが多く、耐久性に優れる。
5.カラーとモノクロ
・カラーモデルとモノクロモデルがあり、用途によって選択できる。
仕組み
1.静電気とレーザー
ドラムに静電気で画像や文字のパターンを形成し、その部分にトナーが付着する。
2.トナー転写と定着
ドラムから紙にトナーを転写し、熱を加えて紙に定着させる。
利点と欠点
利点
・テキスト印刷の品質が高い。
・長時間使用しても性能が安定している。
・大量印刷に適している。
欠点
・カラープリンタは高価。
・光沢写真などの印刷はインクジェットに劣ることが多い。
・サイズが大きいものが多い。
主な用途
・オフィスでの書類印刷
・学校や教育機関でのプリント作成
・モノクロやカラーの資料作成
選び方のポイント
1.印刷速度(PPM:1分間の印刷枚数)
2.解像度(DPI)
3.トナーカートリッジのコストと寿命
4.ネットワーク接続の有無(Wi-Fiや有線LAN)
5.プリントサイズ(A4、A3など)