2D-CAD 3D-CADの違い
2017年4月27日
同じように見える「3D CG」と「3D CAD」その相違点。
オフセット印刷とオンデマンド印刷と同じで、同じ3Dデータを扱うとしても、目的により用途が違います。
銘板製作には2D-CADを利用します。銘板彫刻は2D-CADで文字入力しNC彫刻機で文字を彫り込み作成します。
印刷の場合は2D-CADやイラストレーターなどを利用してデザインを制作しネガ、ポジなどの工程を経て製作します。
◆3D CADでよく用いられるのは建造物の構築です。
◆CADの場合はアナログの時代は、紙に寸法、建物の形状を書いて製図します。
◆CADはより正確に、効率よく製図する事が出来るソフトウェアーです。
◆CADは空間形状を、美しく表現出来ます。イラストレーターはプレゼン等で使用する事にも向いています。
◆3D CGは色を塗るのが下手な人でも、上手く再現する事が出来ます。
<用語>
2D-CAD・・・製図設計の基本。形状を平面で操作する際はX,Y で表現される。上下左右、断面等を描き立体形状を表現。
3D-CAD・・・3次元空間上の点や線のほかに奥行きを与えた立体物。基本的な立体図形(直方体、球、円柱、円錐)を繋ぎ合わす。
3D-CG・・・3次元の物体 を表現するコンピューター・グラフィックス。コンピュータによってリアルな画像を作る技術。
イラストレーター・・・画像を数値や式として表現するベクターイメージを作成ソフト。直線ベジェ 曲線円の図形を組合せ描画。
プレゼン・・・、計画提案、研究成果、開発商品などの情報を、聴衆に対して発表し伝達。情報、企画 、提案を提示して説明する。
2D-CAD(2次元コンピュータ支援設計)には、さまざまな用途や業界に応じたソフトウェアがあります。以下は、主な2D-CADソフトウェアの一覧です:
1. AutoCAD (オートキャド)
・開発元: Autodesk
・特徴: 業界標準として広く使用されており、建築、土木、機械設計など多分野で利用可能。
・主な機能: 線、寸法、図面管理、レイヤー機能。
2. DraftSight (ドラフトサイト)
・開発元: Dassault Systèmes
・特徴: AutoCADの代替として人気があり、DWGファイル形式に対応。
・主な機能: 直感的なインターフェース、設計・編集ツールが充実。
3. BricsCAD (ブリックスキャド)
・開発元: Bricsys
・特徴: AutoCAD互換の2D/3Dソフト。コストパフォーマンスが高い。
・主な機能: DWG互換、カスタマイズ性が高い。
4. LibreCAD (リブレキャド)
・開発元: オープンソースコミュニティ
・特徴: 無料で利用可能なオープンソースソフトウェア。個人利用や小規模プロジェクト向け。
・主な機能: 基本的な2D作図、軽量で動作が速い。
5. Vectorworks (ベクターワークス)
・開発元: Vectorworks, Inc.
・特徴: 建築やランドスケープ設計に強み。2D/3D統合環境を提供。
・主な機能: プレゼンテーションに強い。
6. nanoCAD (ナノキャド)
・開発元: Nanosoft
・特徴: 無料版と有料版があり、AutoCADと互換性が高い。
・主な機能: 基本的な2D設計、DWG対応。
7. Jw_cad (JWCAD)
・開発元: 日本国内開発
・特徴: 日本で非常に普及しているフリーソフトウェア。建築・土木業界で人気。
・主な機能: 建築設計向けのツールが充実、日本語対応。
用途や予算に応じた選び方
・コストを抑えたい: LibreCAD、nanoCAD、Jw_cad
・業界標準が必要: AutoCAD
・建築設計に特化: Vectorworks、Jw_cad
・AutoCAD互換重視: DraftSight、BricsCAD