腐蝕銘板
2020年11月25日
腐蝕銘板は、エッチング銘板ともいわれています。腐食液によって金属を腐食させ 凹凸にインクを充填し焼き付けて文字を表示する工法です。
<プロセス>
板材の油分除去⇒表面保護剤塗布⇒製版フイルムからパターンを露化⇒紫外線照射⇒化学反応で腐食溶解食刻⇒不要な部分の除去⇒凹部分にメラミン樹脂塗料を充填し焼付仕上げ
<腐蝕銘板の例>
「腐食溶解食刻」とは、金属やその他の材料を化学反応を利用して選択的に溶解し、特定の形状や模様を作り出す加工法を指します。この技術は、主に以下の目的で使用されます:
1. エッチング (Etching)
・概要: 酸やアルカリ性の溶液を用いて、金属やガラスの表面を選択的に腐食させます。
・応用例:
半導体製造 (フォトリソグラフィー)
金属アートや装飾
電子部品やプリント基板の製造
2. 腐食溶解プロセスの種類
・化学的エッチング: 酸 (塩酸、硝酸など) やアルカリ性溶液を使用。
・電気化学的エッチング: 電気分解を利用して、金属表面を精密に溶解。
・プラズマエッチング: イオン化されたガスを用いて、腐食や溶解を制御。
3. 重要な要素
・マスク (Resist): 腐食させたくない部分を保護するためのコーティング材。フォトリソグラフィーでは光感応性のレジストを使用します。
・腐食液の選定: 材料や目的によって使用する腐食液が異なります。
・時間と温度の管理: 腐食速度は時間や温度に大きく影響されます。
4. 安全性と環境への配慮
・腐食液は強酸・強アルカリを含むことが多いため、適切な防護具の着用が必要。
・廃液処理も環境規制に従って適切に行う必要があります。
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