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押しボタンスイッチ

<事例>曲面形状の押し釦に文字彫り
プッシュ式の操作用ボタンスイッチの曲面にNC機械を利用して文字を彫り込み、凹部分にラッカー充填、頻度の多い現場操作でも文字が消えることなく長期使用が可能です。


押ボタンスイッチ(プッシュボタンスイッチ)は、指で押すことで動作を制御するスイッチの一種です。特定の回路やデバイスをオンまたはオフするために使用される基本的なスイッチで、機械的、電気的な設計において幅広く活用されています。

基本的な仕組み

1.押すと動作
ボタンを押すと内部の接点が閉じて回路がつながり、電流が流れるようになります。

2.離すと戻る
スプリングやメカニズムによってボタンが元の位置に戻り、回路が切断されます(モーメンタリ型の場合)。

種類

押ボタンスイッチは、用途や構造に応じていくつかのタイプに分かれます。

1.モーメンタリ型
ボタンを押している間だけ回路が動作し、離すと元に戻ります(例: ドアベル、リセットスイッチ)。

2.ラッチ型
ボタンを一度押すと接点が固定されて回路がオンになり、再度押すとオフになります(例: 卓上ランプのオン/オフスイッチ)。

3.接点構成による分類

・NO(ノーマリオープン): 通常時は回路がオープンで、押すと閉じる。

・NC(ノーマリクローズド): 通常時は回路が閉じていて、押すとオープンになる。

・複合型: NOとNCを両方備えたスイッチ。

4.用途別

・防水、防塵設計のスイッチ(アウトドア用機器向け)

・LED内蔵型スイッチ(視認性を高めるため)

・高耐久性スイッチ(工業用)

使用例

・家庭用電化製品(電子レンジ、洗濯機)

・工業機器(制御パネル、緊急停止スイッチ)

・電子工作(ArduinoやRaspberry Piのプロジェクト)

選択のポイント

押ボタンスイッチを選ぶ際には以下の点を考慮する必要があります:

・電流と電圧の仕様

・接点の構成(NO/NC)

・操作感や耐久性

・使用環境(防水、防塵、温度耐性)

 

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