勝手反対目盛銘板
2022年8月22日
機械の勝手違い目盛板
元の図に勝手違いの図形(略図)で、寸法や加工指示の目盛板製作
3次元CADで作図⇒Gコード変換⇒精度0.001mmのNC彫刻機で製作
「勝手違い」と「対称品」は製図において重要な概念、それぞれの意味や製図での表記方法。
1. 勝手違い
勝手違いとは、設計上、左右や上下の位置関係が逆になる部品や製品のことを指します。例えば、右手用の製品を基にした左手用の製品が「勝手違い」に該当します。製図では以下のように表記されます:
・右勝手または左勝手という注記を追加。
・必要に応じて、図面に記載する方向を逆転させた形で作図。
勝手違い製品を表す工夫:
・中央線を基準にして反転の指示を書く。
・補足説明として、「本図は右勝手の製品を基にし、左勝手を製作」と記載。
2. 対称品
対称品は、製品の形状が左右対称や上下対称のものを指します。この場合、片側だけを描いて「対称記号」を用いることで作図を省略します。
製図での記号や方法:
・中心線(センターライン)を基準線として描く。
・対称を表す記号(通常「S」または「SYMM」など)を図面に追加。
・詳細を記載する場合、「対称性に基づき反対側を省略」と注記。
製図での共通注意点:
・対称品と勝手違い品の違いを明確にするため、製図内の注記や表記方法を統一することが重要です。
・製品が対称性を持つ場合でも、勝手違いとして特別な方向性が必要であれば明確に指示を記載。