基板洗浄装置
2024年11月18日
<例>基板洗浄装置のアルミエッチング銘板
基板WET洗浄装置は、主に半導体や電子部品製造工程で使用される装置で、基板の表面を液体(薬品や水)を使って洗浄するための装置です。物質や加工残渣(レジストや金属イオンなど)を取り除き、製造工程の品質を向上させます。 以下は、一般的な基板WET洗浄装置の特徴と使用例についての概要です。
主な特徴
1.プロセスに応じた薬液は
酸(HCl、H2SO4など)やアルカリ(KOH、NH4OHなど)、有機溶媒、純水(DI水)など、洗浄目的に応じた薬液が使用されます。
2.洗浄方式
・ディップ(浸漬)洗浄:基板を液槽に浸して洗浄する方法。
・スプレー洗浄:液体をスプレー状に噴射して基板表面を洗浄。
・メガソニック/超音波洗浄:超音波を利用して微細な汚れを除去します。
3.乾燥
・洗浄機能後の基板を乾燥させる工程が含まれることが多い(IPA乾燥、N2ブローなど)。
4.自動化
・自動搬送システムやロボットアームを組み込んで、高精度かつ効率的に洗浄を行う装置もあります。
5.主な用途
・半導体製造:ウェハー洗浄(エッチング残渣の除去、レジスト剥離、酸化膜洗浄)。
・プリント基板(PCB)製造:銅配線の表面処理や加工後の汚染物質除去。
・ディスプレイ製造:液晶やOLED製造工程での洗浄。
・MEMS・センサー製造:微細構造の汚染防止。
6.利点
・製品の歩留まり向上。
・微細加工に対応可能な高い洗浄能力。
・処理後の残留汚染物質を最小限に抑えます。
代表的なメーカー
・SCREENホールディングス
・東京エレクトロン(TEL)
・アドバンテスト
・アプライドマテリアルズ
<トップページへ> |