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空港用トーバー

<例>空港用トーバーの銘板

サイズ50×80mm 厚み0.8mm

空港用トーバー(Towbar)は、航空機の地上移動(プッシュバックやトーイング)に使用される器具です。地上支援機材(GSE: Ground Support Equipment)の一種で、航空機とトーイングトラクター(牽引車)を接続する役割を果たします。以下は、空港用トーバーに関する基本情報です:


1. トーバーの種類

・航空機専用トーバー
航空機の特定のモデルに対応したもの。接続部の形状が機種ごとに異なるため、それぞれ専用設計されています。

・ユニバーサル(多用途)トーバー
複数の航空機モデルに対応できるよう設計されており、アダプターを交換して使用します。


2. 主な機能

・牽引力の伝達
トラクターから航空機への動力を効率的に伝えます。

・安全性の確保
トーバーにはトルクリリーフ機構が搭載されていることが多く、過度な力が航空機に伝わらないよう設計されています。

・簡単な取り付けと取り外し
空港での短時間作業を効率的に行えるように設計されています。


3. 使用時の注意点

・正しい接続
航空機の型式に適合したトーバーを使用し、接続が正確であることを確認します。

・重量制限
トーバー自体や牽引する航空機の重量に応じたトラクターを使用します。

・整備と点検
使用頻度が高いため、定期的なメンテナンスが必要です。特に接続部分やホイールの状態を確認します。


4. トーバーレス牽引車の登場

最近では、トーバーを使わずに航空機を直接持ち上げて移動させるトーバーレス牽引車も普及し始めています。これにより作業効率が向上し、トーバーの交換や適合確認の手間が省けるメリットがあります。

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