製造物の注意表示
2025年3月25日
<例>注意表示銘板
UV印刷 100×140 厚1.0 4-φ3.2 白板 黄・黒
製造物の注意表示(警告ラベルや安全表示)は、製品を安全に使用するための重要な情報を提供し、事故や損害を防ぐ役割を持ちます。以下のようなポイントが重要です。
1. 注意表示の目的
- ユーザーの安全確保:誤使用による事故を防ぐ
- 法規制の遵守:各国の安全基準や法律に準拠
- 責任の明確化:メーカーの義務を果たし、責任範囲を示す
2. 注意表示の基本要素
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危険レベルの識別
- 「危険(DANGER)」:即座に重大な危害を及ぼす可能性がある
- 「警告(WARNING)」:重大な負傷や死亡の危険がある
- 「注意(CAUTION)」:軽傷や物損の可能性がある
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視認性の確保
- 読みやすいフォント、適切な文字サイズ
- 色のコントラスト(例:黒字に黄色や赤色背景)
- ピクトグラム(視覚的に危険を伝える図)
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簡潔で明確な文言
- 適切な表現:「〇〇しないでください」「〇〇すると危険です」
- 多言語対応(特に国際市場向けの製品)
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具体的な危険内容と対処方法
- 例:「高温部分に触れるとやけどの恐れがあります。必ず手袋を着用してください。」
3. 関連法規・規格
- ISO 3864(安全標識の国際規格)
- ANSI Z535(アメリカの安全表示規格)
- 欧州CEマーキング(EUでの安全基準適合マーク)
- 日本のJIS規格(JIS Z 9101 など)
4. 具体例(産業用・協働ロボット関連)
- ロボットアームの可動範囲:「動作中に手や身体を入れないでください」
- 高電圧部品:「感電の恐れあり。点検時は必ず電源を切ってください」
- 自動停止機能:「緊急停止ボタンを押しても即座に停止しない場合があります」
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